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The reason why I open up "Kameme".

私が, 欲しい場所をつくろう

Summer 2013

 

  私は自分の実家からも、夫の実家からも離れた知り合いのいない場所で、上の子が3歳・下の子が1歳の時まで暮らしていました。核家族の母親業の大変さを実感したことから、母親(育児者)の子育て生活を支援する、利用しやすい場を開こうと決めました。

  核家族の主婦として暮らしていると、平日の育児のほとんどは母親が行うことになります。3歳未満の幼児が2人いる状態だと子どもから手を離せる時間がほとんどなく、その中で家事を行うことになります。普通なら10分で済む食器洗いも、「おしっこ!」の声で中断、けんかの泣き声で中断、「お母さん!お母さん!」と続けて呼ばれて中断と、自分の手を拭く回数ばかりが増えて、結局終わるまでに1時間近くかかったりします。食事の支度も、洗濯も、そのような感じでなかなか進みません。仕方がないのですが、たまには中断されずに家事を進めたいと望みますし、自分の時間を少しは持ちたいとも望みます。少しは自由になる時間がないとイライラも溜まります。

  このような「お母さん」たちに定期的にフリーになれる時間が必要だと考えていました。また、この辺りには幼児教室が少ないので駐車場のある複数のコースを持った施設があるといいなと思っていました。 このことから、一時保育と幼児教室を組合せて行い、親子ともに良い時間が過ごせるよう本事業を始めようと決めました。

たけのこ

spring 2014

 

  実家には竹林があり、4月中ごろになると竹の子が土の中から顔を出します。それを掘りだして、水にぬかを加え、釜で皮ごとゆでます。水にさらして皮をむいたら、料理の下準備の完了です。

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 こういうことも暮らしの中にあってほしいと願います。自然豊かな環境の中で、土に近い人の暮らしの中で育ってほしいと願っています。滑川は、まだまだ自然豊かな場所です。それらにふれず、都会と同じように暮らすのではもったいなさすぎます。自然の中で、農家の暮らしをそばに、体験しながら、子供時代を過ごす環境をつくっていきたいと思います。

保育園に通って思ったこと

spring - winter 2013

 

  保育事業を行う主体が、現役の母親であることは少なく、母親への支援や負担軽減には保育の目は向いていないように感じます。

    私は娘が1歳2ヶ月~2歳の間に都内で保育園を利用しました。園庭の広さ、教育方針、保育士等その保育園には多くの部分で満足しており、共にわが子の成長を見守ってくれている・相談相手ともなってくれていることも感じられ、精神的な助けにもなっていました。

  ただ、日々のことで疑問に感じることもありました。オムツの持参・個別管理・持ち帰りは、母親の煩雑さ(紙おむつひとつひとつに記名が必要、毎日のゴミ袋にも記名、ポリバケツに各自がゴミ袋をかける)、保育士の煩雑さ(個人別にオムツを探して着ける、個人別にポリバケツに捨てる)、衛生面での不安(ウンチ処理後のオムツも袋に入れられ、夕方ポリ袋から出して廊下に並べ、各自が持ち帰る)が生じ、保育園での一括提供・廃棄が望ましいと感じていました。また、布団の持ち込み・持ち帰り、お食事エプロン等々の細々したものを指定場所に用意する事を、親が朝の受け渡し時にすることが、効率的なのかどうか否定的な思いを持っていました。細かいことでも総量をとれば大きな負担になってきます。これらの母親負担を少しでも軽くし、かつ保育士・保育園にとっても効率性の高いシステムにしていくことを目標としています。

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